あなたならどちらの住宅を購入しますか?

消費税10%が先延ばしになり住宅購入を検討する時間が延びました。住宅購入を検討されてる皆様、あなたなら一般的な住宅とゼロエネルギーハウス、どちらの住宅を購入しますか?

ゼロエネルギーハウスとは?

家庭で使う電気やガスのエネルギーを家庭の太陽光発電システムなどでつくるエネルギーで賄う住宅のことを言います。

 

ゼロエネルギーハウスの基本的な考え方は?
●省エネによって消費するエネルギー量を減らすこと
●消費したエネルギーと同等のエネルギーを作り出すこと
の二点によって成り立ってます。政府機関として経済産業省で「住宅のネット・ゼロ・エネルギー化推進事業」に補助制度を設けて、これを奨励しています。

 

ゼロエネルギーハウスのメリット

ゼロエネルギーハウスの建設には省エネや創エネ(太陽光発電などによってエネルギーを創ること)のための設備が必要です。当然その分の費用が建設費用にプラスされるため「本当に元が取れるのだろうか?」と不安に思う方も多いでしょう。実際に一般住宅とゼロエネルギーハウスでは、どれくらい光熱費に差が出るのでしょうか?

 

年間ランニングコスト比較表(139㎡の一般家庭で試算)

コスト比較

家電等

給湯

冷暖房

合計

一般的な新築住宅

87,000円

96,000円

88,000円

271,000円

次世代省エネ住宅(エコキュート)

79,000円

17,000円

40,000円

136,000円

ゼロエネルギーハウス

-9,000円

 

ゼロエネルギーハウスの導入費用

一般住宅とゼロエネルギーハウスでは、設備費・工事費の差額が約400~500万と言われています。一般住宅を建設した場合、ゼロエネルギーハウスの費用として建築費500万円かかった場合について、イニシャルコストとランニングコストの違いを比較してみます。住宅建築に必要な費用を35年のローンを組んで借りた場合のトータルのコストを比較します。

 

コスト比較 一般住宅 ゼロエネルギーハウス
住宅建築費用 1,600万円 1,600万円
ゼロエネルギー化費用 0円 500万円
建築費用合計 1,600万円 2,100万円
ローン利息(35年2.7%) 778万円 1,021万円
光熱費合計 720万円 -70万円
35年の総額 3,098万円 3,051万円

試算結果ではローンの支払いが完了する35年後には、一般住宅とゼロエネルギーハウスでは支出の差が無くなることが解ります。補助金を受けた場合は建築費用合計が下がりローン利息も減るので35年総額がさらに下がります。またゼロエネルギーハウスには通風や採光などの自然を利用した省エネの工夫が義務づけられているため、「健康的で住みやすい家」でもあります。快適な家の建築に国の補助金が利用できるのですから、これを使わない手はありません。

 

さてあなたなら一般住宅とゼロエネルギーハウス、どちらを購入しますか?

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